カイトソサエティ会員の皆様へ
カイトソサエティ会長 吉川泰
途切れていた梅雨空も本来の姿に戻り、長野は毎日雨天が続いています。先日は猛暑の中、現役生徒17名による「第52回定期演奏会」がホクト文化ホール中ホールにて盛大に開催されました。第1ステージではNHK・朝日のコンクール曲、第2ステージは昨年死去された谷川俊太郎さんの詩による数曲、第4ステージは例年おなじみのミュージカルステージ、すべて現役生の高いレベルがよく感じられる緻密な演奏でした。昨年は1年生の男子入班者がゼロだったと聞いていましたが、今年は男子が1名入ってくれたとのこと。さらなる班員獲得に期待が集まります。
第3(OBOG)ステージは恒例の「ふるさとの四季」に始まり、カイトソサエティ単独の演奏として谷川俊太郎作詩の混声合唱曲「春に」、続いて男声合唱曲「富士山 作品第貳拾壹」を演奏しました。およそ30分間のステージでしたがお客様の評判も良く、「ステージで『春に』を歌いながら会場に目を向けたら、客席の女性がハンカチで目頭を押さえていた」という話も出ていました。高校生のさわやかな歌声とはまた違った、大人としての表現が客席に届けられたように感じています。難曲「富士山」も年配の会員だけでなく、大学生や20代30代のメンバーも加わって男声合唱らしい重厚な響きを奏でることができたように思います。また冒頭の「ふるさとの四季」は現役生とカイトとの合同演奏が定着していますが、かつては若手OBOGが主体でしたが、近年は年配の方々の参加も増えつつあります。OG3年の宮島さんの初々しい指揮のもと、真に「世代をつなぐ」歌声を会場に響かせることができました。現役顧問の松本先生に伺ったところ、演奏会のアンケートでも第3ステージの評価はとても高く、たくさんのOBOGが現役生を支えている姿に感動をおぼえたというご意見が多く寄せられていたとのことでした。今回の演奏会ではOBOG受付で確認できた人数だけでも60名にご来場いただきました。遠方より多数のご参加、ご来場に深く感謝いたします。
なお、例年定期演奏会当日に集金して現役生に渡してきた活動支援金ですが、今年は当日は集金せず、カイトソサエティ会計から30,000円を包んで現役班長に贈呈しました。それを含めた活動資金とさせていただきたく、カンパを8月11日山また山の日の会の際に集める予定です。当日参加されない会員からすでに何件かいただいています。この文面をお借りして御礼を申し上げます。
さて、8月11日には今年で3年目となりました「山また山の日」の会が開かれます。30代の若手メンバーに企画運営をお願いしておりますが、すでに昨年を上回る50名ほどから出席のお返事をいただいており、会場(定員)いっぱいになっているとのことです。先日演奏会後の打ち上げにおいても「次の演奏会をどうするか」という話題が出ていましたが、2019年に大成功を収めたコンサートから5年が経過したこともあり、今後のカイトについて考え始めるきっかけにしたいと考えております。出席の可否に関わらず、広くご意見をお寄せいただければありがたいです。文末になりましたが、今後ともカイトソサエティの活動にご理解ご支援を賜りますよう、お願いを申し上げます。
関連